植物状態


母が手術を受けて、44日が経ちました。

 

相変わらず眠り続け、たまに数秒くらいは目を開ける様になりましたが、目の焦点が合っていない感じです。

 

見えているのか、見えないのか?

声も聞こえているのか聞こえ無いのか?

意識表示も無く、手足もダラリと脱力した感じです。

 

ツボを押してマッサージをすると痛いのか痛そうな表情をします...それだけです(悲)

 

今日、午前中に時間が空いたので、日課になったマッサージをしに行くと、リハビリの理学療法士さんが、ベットから車椅子に移して「散歩」に行くとの事で、同行しました。

 

車椅子の上で腕をダラリと前に垂らし、頭まで背もたれが有り、頭は背もたれにべったりくっ付いたまま、目も開けず、看護師さんと理学療法士さんが、名前を呼び「〇〇さん!外ですよ〜」と大声で母に声を掛けてくれていました。

 

この病院には、庭や公園らしいものは一つも無いので、入り口のエントランスへ出る事になりました。

そこは、病院の無料シャトルバス乗り口!お年寄りがベンチにズラ〜と座り、うちの母を凝視しまくるのです!!

本人は、知ってか知らずか、眠り続けています。

 

同年代かそれ以上かと思えるギャラリー達に私は心の中で、「あななた達もこんな病院に掛かってたら、恐ろしい目に合うデェ!」と思ってしまいました。

 

その後で、恥ずかしがり屋だった母を思うと涙が溢れそうになりました。

意を決して、手術する事を決意して自分の足で来院したのが、5月29日でした。

それが今では...やはり諦めきれません。

 

また書きます。