命が消える時

 

2022年4月19日火曜日 晴れ

朝からアポイントの取れているお客さんのところに訪問するべく、いつもの朝の風景...

 

嫁さんは三人の子供(小中高)を送り出し、まさに家を出る寸前に携帯電話が鳴り病院から...

 

あれこれと手を尽くしておりますが血圧が下がり、70代から上がらず、限界かと思われます。

 

とのこと.....

 

病院は、歩いて15分ほど(息子や娘/孫たち)学校から戻るのを嫁さんは待つとことで、居ても立っても居られず、歩いて病院へ向かいました。

 

身体に力が入らず、ふらふらと歩きながら母との思い出l(辛いことばかり)が思い出され、涙がこぼれ出るのです。

 

母は、32歳で夫(父)を亡くしシングルマザー(その当時は、そんなかっこいい言い方はしなかった))となり、私達の為に殴られても、熱があっても働き詰めに働いて来た....

 

アパート暮らしの、三人家族の母子家庭には、

風当たりの強い時代を女手一つで育ててくれた、かけがえの無い母の命が、地球上から消えて亡くなろうとしている....

 

もう二度と笑わない、触れることも、声を聞くことも無い、ゆっくり、ゆっくりと冷たくなっていく...

 

お母さんへ(おかんへ)

自分を我慢し、辛い時も、痛い時も、寒い時も、暑い時も、

私達の為に頑張り続けてくれた...

何も親孝行らしことは出来なかったけど...
あなたの優しさ、

あなたの強さ

ちゃんと私達、孫たちに受け継がれています

次に生まれてくる時もあなたの子供になりたいです

人よりも波瀾万丈の人生だったけど...
本当にありがとう...
心から最高の感謝を送ります....
安らかに...もう我慢しなくていいから..
さようなら...さようなら...さようなら...
あなたの子でよかった...

笹倉睦子 享年82歳 兵庫県生まれ

絵が好きで、素敵な母でした...
ありがとう...

智明

 

2022年4月19日18時24分 

82年の人生に幕を下ろしました。

 

母の人生に関わっていただいた方々に感謝を申し上げます。